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2007年1月 2日 (火)

「ニュー・シネマ・パラダイス」

2007年、最初の1本は図らずも名作「ニュー・シネマ・パラダイス」。
すごーく昔に見た記憶はあるのですが、実は全然覚えていなくて、自分の中では初めて観る気分でした。

映画が村で唯一の娯楽だった時代、孤独で温かな男と彼の映す映画を楽しむ村の人たちの中で少年は青年に育っていきました。

人が大人になる、ってどんなことだろう?と考えました。

一つには人との交流の中で生きるのだということ。映画の中心は映写技師のアルフレードと少年トトの温かい心の交流。映画を映すことを通じて二人は心を通わせていきます。そして、映画を唯一の楽しみにしている村の人たちの人間模様。その中で子どもは育っていくのだ、と思いました。でも、同時にアルフレードはトトに映写技師になることを望んでいないのです。孤独な映写技師の仕事ではなく、青年になったトトには揚々たる未来があることを知っていて、この村を出るように青年の背中を押します。決して振り返ることのないように。アルフレードの心からの愛情なんだと思います。

そして、大人になるっていうことは、少年時代の美しい純粋さに蓋をして、それを振り切っていくことなんだとも思いました。でも、それ儚い幻のようなものかも知れないけれど、心の奥に、故郷への想いと共にしまわれていて決して消えることのないものでもあるのだと思います。

最後に観たアルフレードの遺品。父を戦争で亡くした少年を立派な大人にしたアルフレードの愛情が痛いほど伝わってきて、人が大人になるってこういう愛情に支えられてのことなのだと感じました。子どもの頃には気づきもしなかったのだろうけれど。気づけばヒステリーで感情的にしか見えなかった母も、トトのことを愛し、信じ、しっかりと待っている芯の強いシチリアの母でした。

本当に映画と人を愛する人の創った作品だと思いました。元旦からとても温かな気持になりました。

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コメント

AKIさん
明けましておめでとうございます。

本日から仕事です。年末からお正月にかけて
良く飲み食べました。
少々体調くずしました、また頑張っていきます。
今年も宜しくお願いします。

投稿: hitomi | 2007年1月 5日 (金) 11時04分

あけましておめでとうございます!

>hitomiさん
良く食べ,良く飲み,いいですね!年末年始らしくて。
体調が早くもどりますように。

昨年はずっと読んでいただいてありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

投稿: あき | 2007年1月 5日 (金) 16時59分

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受信: 2007年1月 7日 (日) 14時56分

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