« マム | トップページ | 筋肉痛 »

2006年12月20日 (水)

ネットワーク

私が勤めている機関では,地域の様々な機関とネットワークを組ませて頂いて相談に訪れる方に支援を行っています。

地域のネットワークとか,連携とかっていうのは,多分対人援助の業界では色々なところでトレンドなんだと思いますし,とても良いことなんだと思うのです。

でも,大事なことを忘れてはいけないような気もしています。

***********************

これは先日のケーキ教室での後での出来事。

ケーキ(そしてピアノ)のAk先生と,サックスのcongo先生と3人でワインを頂いていました。その折,今度私が所属する機関で相談にいらしている方々と音楽会をするかもしれない,という話をしました。そうすると,両先生から演奏に行きますよ,と温かいお言葉。しかし,残念ながら予算がないうちの機関では,出演料をお支払いすることは出来ません。

「本当はお願いできたらいいんですけど,予算がつかなくって。残念です」

そうお伝えすると,お二人からは

「お仕事とボランティアは分けているから良いのよ」

と,さらに温かいお言葉が。

******************************

地域のネットワークを作っていこうと(少なくとも行政や専門家が)すると,一体どんな専門家がいて,どんな機関があって,どれくらい予算がついて,どんな割り振りと体制で連携していくか,というハード面が問題になりがちな気がします。

でも,うちの機関にも無償でボランティアでいらしてくださっている方もいます。そして,地域には先のエピソードのような温かな想いで何かあれば協力して下さる心づもりや心意気を持って下さっている方々がいたりするのです。

例えばNPO活動,という形でそれを実践して下さっている方もいますが,大抵の方はお忙しくてそこまで手が回らないのが実際の所だと思います。それでも,無関心ではなくて何かの機会と出会いで月に1回でも,年に1回でも何かの形で同じ地域に住む誰かのために,あるときには同じ国,世界に住む誰かのために,何かをして下さる方々がいます。

私は専門家としてお金を頂いて援助職として働いていますが,そんな人間ばかりが集まっても実はできることは限界だらけです。そんな限界点が,地域に住む一般の方々のほんの小さな手で少し広がったりするのです。そうして温かな手に支えられてネットワークというのは成り立つはずなのです。

それを忘れてはいけないんだな,と思ったのです。

そんな心意気が形になる窓口に,私や自分の所属する機関がなれたら素敵だな,と思うのです。

そして,それが私達支援者にとっても,相談をしにいらしている方々にとっても,ボランティアで参加して下さった人たち自身にとっても,良い出会いになって,それぞれの生活や人生に繋がっていたら素敵だな,と思っています。

|

« マム | トップページ | 筋肉痛 »

コメント

素晴らしいですね☆
本当にプロの方って、お仕事とボランティアを分けていらっしゃって、どちらにも全力で行っていただけてると思います。
そいういう余裕のある生き方って大事ですね。

お久しぶりです、あきさん、りつこが一緒に飲みたがってましたよ♪
年内無理そうだったら、年明けに新年会やりましょう。
どうせ、数週間しか変わらないんだし!

投稿: saya | 2006年12月21日 (木) 09時33分

ネットワークが拡がり、素晴らしい支援団体になれば良いですね。
確かに、「点」の活動をしていても、拡がり感はありません。

投稿: TOM | 2006年12月21日 (木) 18時15分

コメント,ありがとうございます。

>sayaちゃん
そうそう。最近,私もプロとして生きるっていう生き方について考えてるよ。私も素敵なプロになれますように,って。

飲もう!りつこにもしばらく会ってないし。また連絡します!

>TOMさん
「点」で活動するには広がりがなくて,できることが限られてきてしまうんですよね。その中で支援する側も,される側も苦しい感じが出てしまう場合もあるので,色々な意味でネットワークは大切だなぁと思っています。

投稿: あき | 2006年12月22日 (金) 10時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/4558/4614883

この記事へのトラックバック一覧です: ネットワーク:

« マム | トップページ | 筋肉痛 »