« うさうさ占い | トップページ | お詫び »

2006年9月15日 (金)

基本と技法ーシンプルと言うことの難しさについてー

最近,大学院の修士1年の時に読んでいたような基本書が非常に面白いと思ったりする。

修士1年の時に読んだ書は,知識の書もあるが,むしろ臨床面接の”筋”を学べるものもある。それは,一見シンプルで基本中の基本のように見えて,非常に奥深い。

あれから沢山の技法を学び,現在もその学習は進行中であるし,まだまだ至らないところもある。あるいは,これからさらに新しく洗練されていく技法もあろう。プロである以上,効果のあるとされるそれらの技法について学ぶのは責務である。

しかし,実際に臨床の場に出て数年たって,やはり技法というのは使うものであって,使う自分の中にしっかりとした筋がなければ,小手先のものに過ぎないとのだと言うことを実感する。クライエントに相対し,その人をみる,そして言葉を交わし,相手を理解しながら,その場を共有する,その一連の流れをしっかりとした基本の筋をもって臨まなければならない。良い臨床家ほど,その筋がしっかりしており,そこから自然に技法が効果的な形で利用できるのだろうと思う。

多くのものを学び,また人は個別具体であることをより深く知っていくにつれ,逆に基本が大切であり,シンプルに技法を用いることができるかが勝負であるような気がする。

それは,心理臨床だけではなく,多くの分野において言えることのなのでは?とも思ったりする。

|

« うさうさ占い | トップページ | お詫び »

コメント

お久しぶり。
たまに見てるよ。
基本が大事ってのは今の自分の分野でも同じ。
数年をかけて経験・知識を積み重ねて、
あらためて基本となる書籍を見るとそこにある本当の意味に気付く。
そんなことの繰り返しかな。

映画や音楽の記事も面白いけど、
こうゆう考え方の記事はもっと面白い。
というかこっちが考えさせられる。

結構、尊敬してる。

投稿: hagi | 2006年9月17日 (日) 03時42分

>hagi

コメントありがとー。
見てくれてるの嬉しいです。
やっぱり,どんな分野でも大切なことは一緒だったりするんだね。
うちらももうすぐ30才になるし,お互い頑張ろうね。
っていうか,ちょっと遅れすぎだけd,Happy Birthday!
私も大学に入った頃に比べたらちょっとは大人になったかな??

投稿: あき | 2006年9月20日 (水) 09時43分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/4558/3452191

この記事へのトラックバック一覧です: 基本と技法ーシンプルと言うことの難しさについてー:

« うさうさ占い | トップページ | お詫び »