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2006年8月 1日 (火)

小説「博士の愛した数式」

映画は観ていないのですが、人に勧められて小説を読みました。

良かったですね。とても。

寂しいけれど、静謐で、温かさに溢れる作品でした。

記憶が80分しか蓄積されない数学者”博士”と、孤独なまま生きてきた若い家政婦、ワガママを言わない家政婦の息子”ルート”くん。

3人の温かなふれあいが儚くも温かく描かれる素敵な作品です。出てくる人が大人から子どもまで不器用で、それがたまらなく印象的。博士の蓄積されない記憶に重ねて、博士の核心に迫る部分は直接は描かれない、けれども今ここで博士の人柄や過去を家政婦とルートは少しずつ感じ取っていく。たとえ次の日になったら博士が自分たちのことを忘れていようとも、二人は関わり続け、博士という人間の輪郭が描き出されていく。

小川洋子、初めて読みました。素敵ですね。弱いく不器用でどこか不幸な者と同じ目線、そこから広がる世界が美しい描写で綴られていました。





博士の愛した数式


Book

博士の愛した数式


著者:小川 洋子

販売元:新潮社

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コメント

akiさんへ

旅行も無事帰られましてよかった
お酒が強いのよ~くわかりました。
私も好きなんですが・・・・飲みすぎると記憶なくなるんです。

かもめ食堂みました。
私好みの映画です ゆっくりとした時間の中にせつなさがある。
3人の女優さんカッコいいよね 小林聡美きれいのなっていましたね。


投稿: hitomi | 2006年8月 1日 (火) 10時00分

>hitomiさん

無事に帰ってきました。お酒は私も良く記憶ないですよね(笑)。一夜明けてみると、結構記憶が途切れ途切れだなぁ、とか(笑)。飲み過ぎなんですけどね・・・、多分。

かもめ食堂、観たんですね。良いですねー。3人の女優さんの個性と演技が光ってたなぁ、って。
どうでも良い余談ですが、昨夜の夢にもたいまさこが出てきました(笑)。

投稿: あき | 2006年8月 1日 (火) 12時21分

『博士の愛した数式』面白かったですよね。
小川洋子さんは、こんな話も書けるのですね・・・

映画ももうDVDになっています。
楽しみ、楽しみ!
深津絵里好き!!

投稿: saya | 2006年8月 3日 (木) 23時03分

映画ねー。私の知人は博士が寺尾聰ってかっこよすぎるでしょー,と言っていました(笑)。観てみようかな。
私も深津絵里大好きだよ!いい女優さんだよねー。

投稿: あき | 2006年8月 4日 (金) 13時50分

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