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2006年8月20日 (日)

"IN SEARCH OF MOZART"

269 "This is the most comprehensive film about Mozart that I have ever seen (今まで観た中で最も包括的なモーツアルトに関する映像作品だ)"という指揮者ロジャー・ノリントンの言葉がジャケットに掲げられた、モーツァルト生誕250周年を記念する映像作品です。

先輩にお借りして観て見ましたが、なかなか面白かったです。

印象としては、天才のドキュメンタリーというより、天才的な才能を持って18世紀という時代に生まれた人間のドキュメンタリーという感じ。

モーツァルトの辿った人生と道のりを追いながら(*)音楽家や演出家、歴史家などが、それぞれモーツァルトやモーツァルトの作品について語る、という構成になっています。それぞれの観た音楽とモーツァルト像が興味深い。

このそれぞれの語りが非常に興味深いのは、モーツァルトを人として比較的フェアに見ている語りを集めたのだろう、という印象が持てることですね。モーツァルトを天才であり、変人であるという極端なイメージで語るものを排除し、むしろ人としての人生がモーツァルトの天才を持って、いかに音楽に表現されていたのか、という点に主眼がある感じがしました。そこでは、時代背景や彼のおかれていた境遇を考慮していたり、またモーツァルトの非社会性を、天才という先天的なものと同時にあたかもその代償として同じく天から与えられた負の側面として扱うのではなく、天才として育てられたり生きてきたがために後天的に出来上がっていったものとして扱っていたり、私たち普通の人間にも理解可能な人物として淡々と人間像を描き出していたように思います。

アマデウスを観たのはかれこれ15年以上も前のことで中身は忘れちゃったんですが、もう一度観てみようかなぁ、とも思いました。随分違っていて面白いだろうなぁ、と。

うーん。私もなんだかモーツァルトにも随分親しんできましたね!

*参考「モーツァルトの人生は35年10ヶ月と9日だったわけだが、そのうち10年2ヶ月と8日はこうして旅をしていたわけだ」(「のだめカンタービレ15巻に出てくるモーツァルトマニアのオジサンのセリフより(笑))

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『のだめカンタービレ』は、女性漫画誌「Kiss」(講談社)で2001年から連載されているクラシック音楽をテーマとした二ノ宮知子作の漫画作品です。2004年、第28回(平成16年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年10月からフジテレビの月曜21時枠でドラマ化、2007年1月から同じくフジテレビのノイタミナ枠でアニメ化されます。... [続きを読む]

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