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2006年4月 5日 (水)

「ロスト・イン・トランスレーション」

CM撮影の仕事のため家庭から逃れてきた俳優と、カメラマンの夫の仕事に同行してきた若い女性。異国の地で、そして人生において"lost"している二人のアメリカ人が新宿で出会う。そんな物語です。

うーん。最近、当たり続きの私でしたが、正直、今回ははずれです。私的には。一般的に評価は高い映画ですよね。多分、私という人間との相性の問題だと思うんですが。

絵としてはいいと思います。絵としては。そこはかとなくて。静と動、明と暗、影と彩。撮り方は美しい。

また俳優さんには共感します。

ただ、夫が仕事が忙しくてかまってくれず孤独で、せっかく日本に来たのに塞ぎがちで、気難しい彼女の方にはかなりひっかかる。実はたぶん平素から家庭生活に行き詰まっているのだと思いますがね。最初は一人で困惑してばかりで、日本の汚い所ばかり目についている彼女ですが、彼(カメラマンの旦那じゃなくて俳優さんの方ね)と出会って、俄然東京を楽しみ始めるんです。目に入ってくるものも、その意味や色合いも変わってくる。正直「一人で楽しめないの??」って、旅好きの私としてはつっこみたいですね。

映画の撮り方としては、男性にフォーカスしているわけでもなく、女性にフォーカスしているわけでもない。どちらからも少しひいてとっています。それが私としては響くものがなかった要因だと思います。簡単に言ってしまえば、新宿って街があまりに自分に馴染みがありすぎるんですよね・・・・。東京という異国を舞台に二人の一瞬の邂逅を楽しむ映画なのでしょうが、それにしちゃ、新宿に馴染みがありすぎて、異国とか旅行者の視点が楽しめないんですよ、全然。それこそ中国とかベトナムとかが舞台だったらもうちょっと楽しめたんだろうけど。でも、きっとアジアで東京みたいな街は他にたぶんないんでしょうから、監督は東京でとりたかったのよね。もし、どちらかの「人」にフォーカスしていたら楽しめたかもしれないです。でも、そうしたら、全然違う映画になっちゃいますよね。

多分、本当はそこそこ良い映画だと思います。東京で二人の"lost"Americansが出会う風景を美しく描いた映画だったのだと、客観的には思います。

余談ですが、DVDを借りてみたんですが、DVDの状態が悪く、途中読みとれない箇所がありました。楽しみにしてた「マシューthe best hit TV」のシーンがほとんど見られず残念!!

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ロスト・イン・トランスレーション
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