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2006年4月 3日 (月)

「メゾン・ド・ヒミコ」

「ゲイ用老人ホームを営む、絶縁状態だった父の恋人(もちろん男性)が自分を迎えにくる」

そんな不思議なオープニングから始まる映画です。監督は「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督。

心が温かくなる作品ですね。なんというのだろう。この監督の持ち味なんでしょうかね。切なくて、どこか儚くて、でも人情味があって温かい。おかしな乙女チックな衣装を着ているゲイのおじさんやおじいさんまでも、愛しく思えました。(って、これは私だけかも)

「あなたのこと好きよ」

その一言の温かさがたまらなかった。

作品には「ゲイ」ということ、プラス「老人」、という2つの大きなテーマ(そして家族の問題もかしら)が入っているのだけれど、大きなテーマに押されすぎない作品ですね。そうした状況にある人たちを優しい目で、人として描いていると思います。テーマとして描くのではなく、人として描いている、そんな温かさを感じました。

そして、私は映画の持っている力はそんな所にあるのではないかと常々思っています。社会問題は「問題」として机の上にあるんじゃなくて、人の生活の中にあるものだから。控えめに、温かな視点で人情味あふれて描かれたこの作品はなんだか、そんな映画の持っている力を感じる作品でもありました。

それと!オダギリジョー、やばいですね。かっこよすぎ。見ていてドキドキするほど、セクシーでしたぁ。時折、「これはオダギリジョーを描くための映画か??」と錯覚するほどでした(笑)

ただねー。うーん。柴咲コウの演技が私はいまいち好きじゃないです。この作品としては悪くないのだけれど、こないだみた県庁の星と一緒だなー、って。キャラが強いのかな?うん、それは気になりましたね。

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