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2006年4月19日 (水)

「ゲロッパ」

 一言で言うと面白かったです。広告にあるほど、「爆笑!→号泣!」では正直なかったですが。でも、良い映画でしたよ。

収監を数日後に控えた羽原組組長・羽原大介(西田敏行)には、やり残してしまった事が二つある。一つは25年前に生き別れてしまった娘・かおり(常盤貴子)に再会すること。そしてもう一つは、大好きなジェームス・ブラウンの名古屋公演に行くこと! 「もう一回だけ、会いたかったなぁ…」と力なく呟き、もう組を解散すると言い張る羽原組長の横で、弟分の金山組組長・金山(岸部一徳)はある決心を固め、数日後、子分の太郎(山本太郎)たちにトンでもない命令を下す。 「いますぐジェームス・ブラウン、さらいに行って来い!!」 果たしてJBの誘拐は成功するのだろうか!?

爆笑!って部分はなんていうか、小技の利いた映画だと思うんですね。ワンシーンワンシーンに小技が利いてて、随所に笑いがある。っていうか常に笑えるっていう。ストーリーを作っているシーンでも、どうでもいいような?笑いが利いてる。そこが面白いんだと思うの。キャストもそうで、ほんのワンシーンしか出てこない常盤貴子の彼氏がトータス松本だったり、ほんのちょこっとしかでない小悪党みたいのがナイナイの岡村だったり。

で、号泣!はしなかったですが。でもすごく人間くさい映画だと思うんですね。かっこいいとこがまず一つもない。桐谷健太 とか本当はすごい2枚目の役で出てきそうな人なのに、すっごい情けなくていい。だいたいにして舞台が愛知県ってのがまた泣ける(愛知県民の皆様すみません)。舞台挨拶で西田敏行が「もう一つ『踊る』ってついた映画には人がたくさん入っているようで」なんてジョークを飛ばしてましたが、「湾岸署」と「愛知県」ですよ。なんか種類の違う映画だな、と(笑)もう何から何までB級なの。最初から最後まであり得ないことづくしなことばっかなんだけど、妙なリアリティを持っているのは、その辺の格好悪い人間くささのせいなのではないか、とか思います。

そんなわけで、最後も号泣っていうか、ちょっと泣かせてまた笑わす、みたいなさわやかに笑って会場を出られる映画でした。大作の多い夏な訳ですが、こういうB級の人間くさい映画も良いのでは。

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今頃ですがゲロッパ! -GET UP!-を見ました。座頭市とどっちにしようかと思... [続きを読む]

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