« 「みなさん、さようなら」 | トップページ | 「love actually」 »

2006年4月19日 (水)

「息子の部屋」

 成功した裕福な精神分析医ジョバンニは、ある日、事故で息子を失う。残された彼は、妻、娘とともに、悲しみと後悔 にさいなまれながら、空虚さの中で生きていかなければならない。  そんなある日、息子に、夏休みのキャンプで知り合ったガールフレンドがいたことがわかる。  子供だとばかり思っていた息子が、家族の知らないところで、恋をしていたのだ。  訪ねてきたガールフレンドと悲しみを分かち合ううちに、悲劇に耐えかねてばらばらになりかけていた家族に変化が起 こる。  彼女が持っていた写真には、自分の部屋で、ひとりくつろぐ息子が写 っていた。  自分たちの知らなかった彼の人生の一部を目にすることで、家族のそれぞれが決して受け入れられないと思っていた彼 の死と、少しずつ折り合いをつけてゆく。

 カンヌのパルムド-ル、ってことで、けっこう話題にもなった映画でしょう。キャッチコピーは「生きている時は、開けてはいけないドアでした」とのこと。でも、それってちょっと違うと思うの。死んでしまったから、残された家族が開けなければならない扉だったんじゃないか?4人で成り立っていた幸せな家族から1人が消えることでバラバラになっていこうとする中で、家族が再生するために、すがるような思いで目の前に飛び込んできた小さな扉を開けたんじゃないか、と。そして、一緒に扉を開けることで新しい家族ってものを作っていくことができたんじゃないか?それほどに1人の人間の重みがあるのが家族なんじゃないか?と。そう感じました。

余談ですが、ジョバンニさん、変な分析医だなー。

息子の部屋 DVD 息子の部屋

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2003/12/05
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 「みなさん、さようなら」 | トップページ | 「love actually」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/4558/1466671

この記事へのトラックバック一覧です: 「息子の部屋」:

« 「みなさん、さようなら」 | トップページ | 「love actually」 »