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2006年4月24日 (月)

21g

『アモーレス・ペロス』が絶賛されたメキシコのアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトウ監督作品です。
人は死ぬと21g軽くなる、というのがこのタイトルの由来。
つまり21gramsは人の命の重さのことなんですね。
21gの重みと、その21gの重みが紡いでいくものが、それぞれの生を通してリアルが描写されています。
それは絶望でもあり些かの希望でもあったのですが。

映画はモザイク画のように21gの重さを浮かび上がらせます。
3人の登場人物のそれぞれの生が並行して、そして最後には交差するのですが、その生のありようと21gを取り巻いて進んでいくストーリーが錯綜しながら描き出されます。
少しずつ結末を見せながら(そのことに気づくのに観衆は時間がかかるのですが)ストーリーは展開していきます。
ストーリーは最後まで読めず、しかしその過程で痛いほど一人一人の心理に迫り、最後まで引き込まれながら観られる映画です。
最近観た映画の中でも相当お薦め!
観るべし。

*以前の日記に昨年8月に書いた記事の再録です。

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» 21g [+blue]
朝5時過ぎに起きて、筋トレとジョギング。とうとう9日連続。おかげで走りにも安定感が出てきた感じ。 朝食はクーさんにも手伝ってもらって、ブリ、納豆、チンゲン菜とニンニクの炒め物、鉄火茄子など。チンゲン菜と茄子はクーさんが作ってくれた。やはりおいしい。鉄火茄子とは、クーさんの故郷の料理らしく、茄子と砂糖で甘みをつけた味噌で和えながら炒めたものだ。地方の料理は、自分が知らないせいか、ささやかな優しさみたいなものを感じてしまう。 21グラム (初回出荷限定価格)出版社/メーカー: 東北新社発売... [続きを読む]

受信: 2006年4月28日 (金) 02時22分

» 『21g (21グラム)』、観ました。 [肯定的映画評論室・新館]
 『21g (21グラム)』、観ました。 命が消えるとき、人は21グラムだけ軽くなる‥‥。心臓移植を待つ男、信仰に没頭することで罪悪感から逃れようとする男、そして愛する夫と2人の娘を交通事故で奪われた女。1つの心臓に引き寄せられた3つの運命が絡みあう……。  映画のタイプとしては、あの『メメント』を想像すればよろしいのでは? ただし、『メメント』が現在から過去へ、過去へと時間の流れを逆行していったのに対し... [続きを読む]

受信: 2006年5月 8日 (月) 22時09分

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